手続き等を行う前に再度、呼吸をしていないか、心臓の鼓動や脈はないか、目に光を当て瞳孔の動きに変化がないかどうか、などご家族の状態を確認してあげてください。

死後硬直（息を引き取ってから遺体の筋肉が固くなっていくこと）は、種別にもよりますが、30分から2・3時間ほどで始まります。そのままだと、棺に入らない場合も。亡くなってしまったら、手足を優しく曲げてあげてください。曲がりにくくなっている場合には無理をせず、そのままにしてあげましょう。

・「やすらぎ」など棺となる段ボール
・タオル、毛布、ガーゼ
・保冷剤やドライアイス等の冷やす物（もしあれば）

棺は、少し大きめのものをお薦めいたします（死後硬直などで入りにくい場合があるため）。亡くなった猫の遺体からは時間の経過とともに体液が出てくることがあります。棺の箱には、タオルや毛布などを十分敷き詰めておいてください（「やすらぎ」であれば、防水シートが附属していますので安心です）。
ご遺体の体重などにより、箱の底が抜ける場合もございます。お納めになる箱の強度を、事前によく確認しておきましょう。

棺の中にご遺体をゆっくりと納めます。底には防水シート敷いてください（ビニールや新聞紙、バスタオル等で代用可）。保冷剤、ドライアイスがある場合は、脇や胸にあてることで、ご遺体の状態を保つことができます。死後硬直がおこっている場合は、無理に曲げようとせず、そのままの状態で棺に入れてあげましょう。お気に入りのお布団や愛用の毛布などがあれば、一緒に敷き詰めてあげてください。
室温が20度以下に保った涼しいお部屋であれば、数日はご自宅で安置できます。